「3月のライオン」29話を見ました。
見ないと話が繋がらないので、、そして1話の中でも楽しいところと、辛いところをバランス取って配置しているので、ギリギリの線で見れます。
でも、リアルタイムでこれを見続ける勇気はないなぁ、、
「いじめ問題」でアニメで1ヶ月以上引っ張る訳です。
ーーー
必要がある話、必然性のある話だとは分かるんですが、、
漫画であれ、アニメであれ、不幸が不幸を呼ぶという展開があります。
一つのパターンです。
漫画家は人気商売です。人気を取るには、その世界感で許される過激なことをするしかありません。
それが、感動する話の場合もありますし、楽しい話も、、そして不幸な話になったら、、
作者がリカバリー出来る最悪の場所まで転げ落ちるんです。
ーーー
ここで手加減をしたら、悲しい話も悲しい話じゃなくなります。
日常劇だから最悪のことは起こりませんが、リカバリー出来ない最悪のことは、、
ーーー
でも、これが非日常の話なら、、リカバリー出来なければ死にます。
ジョジョの奇妙な冒険、、4部と5部なんか、、保険かけまくりです。
基本、ピンチになっても人が死なない構成になっていますが、全員が笑顔で最後まで生き残ったかと言うと、、
ーーー
手足がもげても大丈夫、、主人公が直すから、、
息さえしていれば、魂さえ体に止まっていれば、、そういう話ですが、
言うなればアクシデントを作り込むことが漫画家の仕事なんです。
非日常の話なら、庇いきれなくなった時点で、必要があれば作者は見捨てます。
ーーー
類似性、対称性とかも、よく使われるパターンです。
「3月のライオン」なら、類似性は今回の場合は、主人公の昔話、こともの時の話に合わせて不幸な話を被せて来ている訳です。
ーーー
対称性は、、要はバランスです。
「無口な主人公」だから「熱血のライバル」を出すとか、、
主人公が男だから、かわいい女の子を出すとか、、
ーーー
人が作るものなんて、評価されるルールの寄せ集めです。
そしてルールを分かりやすく明示するから、悲しくなるし、感動する訳です。
先がわかるから、その通りになるから感情が揺さぶられるんです。
でも、それだけでは人を驚かす事は出来ません。
予定調和では、人を驚かす事は出来ないんです。
それに、バトル漫画で毎回勝つ話が面白いのかということです。
ーーー
勝つという同じ結果でも、同じ事をやり続けたら、、どうせ勝つんでしょ!
それで終わりです。
飽きられない様にするには、予想通りに話が進み、予想以上のことが起こらないといけません。
それをいきなりやったら、何回もやったらご都合主義と言われて蔑まれるのがオチです。
気付かれない様に伏線を貼りながら、最後にその仕掛けを発動させるんです。
そして、そのルールに作者が逆らう事は出来るか?
役割と人物を置いた時点でなる様にしかなりません。
それが「キャラが勝手に動く」と言うものです。
作者でも、自分の作ったルールには逆らえないんです。
ーーー
話のトリックは簡単で、所詮はいくつかの評価点をその作者のセンスでブレンドしているに過ぎないんです。
新しい手法を編み出さなくても、そのブレンドだけで食っていけるんです。
それを表現する最低限の技量さえあれば、、
ーーー
私の偏った見方でもこれくらいのパターンは見えるんです。
人の好み、思考を読む事は簡単なんです。
出来る人には、、
でも人と同じ事をやっていちゃ、同じルールで動いていたら差がつきません。
その解決法は、常識(ルール)を使う事です。
ーーー
それで万事解決です。
それを使えば、成功も夢じゃ無いでしょう!
ルールなんてそこら中に転がっています。
それを使えば良いんです。
それで万事解決です。
別の分野の常識を使えば良いんです。
手垢が付いていない、自分が良く知っている世界の他分野の常識を、、
ーーー
「美味しんぼ」なんて、板前さんにしてみたら、料理人にしてみたら、
騒ぎ立てるほどでもない一般常識をそれに疎い読者にひけらかしているだけです。
悪く言ったら、、
それは事実であって技術な訳です。
ーーー
作者が頭で考えたとんでも世界、とんでもルールじゃない訳です。
事実なんだから、説得力がありますし、話が破綻しません。
そして、虚実を使い分ける訳です。
常識と非常識を、、
ーーー
人間なんて、時と場所、立場が変われば言うことも変わります。
その喋っている内容に整合性なんて無いんです。
そして、皆が好きな色はあるのか?
皆が嫌いだという色を好きだという人はいないのか?
ーーー
かわいいのが好きな人は、黒が嫌いでしょうし、
かっこいいが好きな人は、パステルカラーは派手で子供っぽく見えるでしょう!
どちらも正しいが、今回の場合の正解はこちら、、そういうものもある訳です。
相性の悪いルール、同時使用したら駄目なルールもある訳ですが、
それは一般論です。
訓練を受けていない、センスの無い一般人が扱えないだけで、
訓練を受けた、センスの良い人間は使いこなせる訳です。
常識と非常識をブレンドして、インパクトがあり目立ってカッコいいというものも作れる訳です。
インパクトを出す手っ取り早い方法は、異物を入れること、、
ルールに縛られないものを入れる事です。
ーーー
成功の方法は1つじゃありません。
無限にあるルールを、これまた無限の組み合わせできる訳ですから、成功方法は様々です。
それらを使って、面白おかしく、自分もしくは、自分のアプリをプロデュースできるか、、それだけの話です。
そして、全て評価するのは人間、人間が矛盾のない完璧なものを作れるか?
それは現実には無理です。
そういう弱点を突いて戦うんです。
少しでも勝率の高い場所で、、