昔、画像認識を扱っている機器の検査、搬入、ティーチングを行ってきましたが、
その時から、思って、、感じていたことなんですが、、
人間が瞬時にできることをコンピュータが苦手だったりします。
そこに、物が存在するか? これすら、まともに答えられなかったりします。
人間は、透明なりんごが存在しないことを知っています。
だから、そこに、物が存在するかという質問に対し、瞬時に無いと答えますが、、
コンピュータは、、
そこに透明なりんごがあるのではないかと、調べてしまう訳です。
画像認識はパターンマッチングだと、、自分の中では理解しています。
実際の私のアプリでの、、コンピュータへの問い合わせは、、
目の前にある操作ボタンにラベルが付いているかというもの、、
人間にしてみれば、透明な文字でラベルが書かれていても、、
それは書かれていないことと同じです。
操作ボタンには、日本語の場合、3文字、、
英語の場合、、6文字まで表示できる仕様です。
その場合、、何も書かれていない、、
1文字だけ空白文字で書かれている、、
2文字だけ空白文字が書かれている、、
3文字だけ空白文字で書かれている、、
4文字だけ空白文字が書かれている、、
5文字だけ空白文字で書かれている、、
6文字だけ空白文字が書かれている、、
全角文字、半角文字の違いを無視しても、7回、コンピュータに質問しないといけない訳です。
それに対して、人間への質問は1回だけ、、
あるか、ないか、、
そういうザックリした質問をコンピュータにする場合、、
人間より格段に遅い場合もあります。
今回の場合は、0.1秒単位でシステムを監視、制御しています。
だから、たかだか、3つの操作ボタンにラベルが付いているかどうかという質問、、
人間にしてみれば、出来て当たり前という回答なんですが、
答えられないんです。
コンピュータが答える前に、また、、同じ質問が来て、
その質問を答える間に次の質問が来て、、という、、
こういう状態になっていて、質問に回答できる場合と、、
回答できない場合が発生してしまうんです。
規定時間内に答えられない質問、、処理があるんです。
でも、プログラアは、、私は出来て当然と考えてプログラムしますから、、
相変わらず、遅いなぁと思いました。
だから、猶予時間を1秒にすることで、、質問に答えられるようになりました。
理詰めではあっていても、、
処理能力を見誤れば、こういう不具合が起こります。
大した処理、大したプログラムなんて書いていないんですが、、困ったものです。