「予想の上を行く」、、大変です。

売れる漫画の、売れる理由ですよね!
この言葉、意味が深く、実践が難しいです。
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「予想」される前に、「期待」されないといけません。
これは、世間一般的に合格点を取らないと、話にならないというレベルで、、
このレベルの話も、突破するのが難しい話です。
「予想」されるって如何いうことでしょうか?
如何いう状態なら「予想」出来るんでしょうか?
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これは「推理」と言い換えても良い事柄です。
「推理」するのに必要なものは何か?

その結論に至る道筋に必要なものは「情報」です。
探偵ものの漫画、、犯人が言い逃れ出来ない「証拠」を見つけることが出来て、、
それを犯人に「提示」すれば、、犯人は勝手に自白します。
自分語りします。言い訳をします。
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最後の展開はパターンですが、、
これをやらないと、読者は視聴者は何が何だかわからないし、、さっぱりしない、、
だから、ワンパターンでもそれをやるんです。

さて、自分は、、
ユーザーの期待に応えるものを作っているか?
「予想の上を行く」って、、ユーザーの考えられる少し上を狙うってことです。

これはガチガチに理詰めで作って、、お約束で作って、
そのルールに従わない異物を入れる、、
異物をアクセントとして入れる、、デザインの論法と似ています。

そういう事情を無視して好き勝手にやっていると、、
その考え方が受け入れられる筈はありません。
全てを無視して、全てのルールを破綻なく作れるか?
お約束は、先人が残した知恵です。
その知恵より、自分が優れてると考えている時点で、、駄目でしょうね!

斬新なものは、受け入れられません。
それらは、お客さんの想像すら出来ないことなので、、共感できないんです。
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条件を提示した上で、、考えられる最悪の展開で、、
最後に逆転する、、それが漫画の1つのパターンです。

作中のルールを使って、巧妙なトリックを仕掛ける訳です。
そのトリックには、2つ、3つの意味があり、、

読者の盲点としては、、
使われたトリックは、その価値を失ったと考えてしまうんです。

物語の核心を担うトリックは、
誰にでもわかるバレバレの秘密と、、隠している秘密があって、
それらを使って、汚い、インチキ、、ご都合主義と言われない様に物語を展開するんです。